体に良いフードやおやつを与え、ストレスを溜めないように毎日散歩に連れていくなど、愛犬の健康に常々配慮をしていても病気にかかったり手術が必要な怪我をしてしまうことは少なくありません。そんな病気や怪我の備えとなるのが、ペット保険です。
人間の健康保険とは違い、ペットの保険は任意加入で、必ず入らなければいけないものではありません。そのため、加入をしていない犬も多くいます。ただ、治療や手術・入院などの費用は全額自己負担となるため、病気や怪我の状態によっては思わぬ治療費がかかることは少なくありません。そんな治療にかかる負担を減らしたい時に有効な方法が、ペット保険の活用です。
ペット保険の内容は、保険会社によって異なりますが、多いのは治療費の50％など一定の割合を補償して貰えるという形です。ただ、一定の金額以上でなければ利用できない、高額治療に関しては上限が設定されていることも多く、入っておけば全ての治療費が安くなるという訳でもありません。さらに、ペット保険で適用されるのは病気や怪我の治療のみで、健康診断やワクチン接種、フィラリア予防などは全額自己負担となります。
そのため、ワクチン接種やフィラリア予防など最低限の用事でしか動物病院を利用しないという場合は、保険を使う機会がないことも多いものです。
ただ、どれだけ元気で健康に見える犬であっても、高齢になると手術が必要な病気にかかることは珍しくありません。そんな時、保険があれば高額な治療や手術にも踏み切りやすくなりますが、未加入では費用の問題で愛犬に適切な治療を受けさせてあげられない状態となることもあります。万が一のことがあった場合はしっかりとした治療を受けさせてあげたいという場合は、保険への加入を検討しておくと良いでしょう。
ただ、補償の範囲や内容、さらに月々の掛け金は保険によって大きく変わるものです。さらに、掛け金に関しては犬の年齢も影響をします。そのため、保険に入る前には、愛犬に最適な保険やプランはどれかしっかり比較検討しておくことがおすすめです。