知人の愛犬をホテルとして預かりました

犬と暮らすようになって10年以上になります。朝の散歩、夕方の散歩を家人で分担して進めていましたが、いつの間にか私の専門ジョブになってしまいました。散歩コースは近くを流れる川の河川敷が主なコースになっています。そこでは私と同じように犬をつれての散歩ほしている人が沢山いて、自然と犬と飼い主が一か所の所にあつまり、日常の挨拶をしながら集まるようになっています。

その中で自然と親しい人が出来て、飼い主通し親しい、犬通しも親しいという関係が出来ていきました。そうした数名の友人に1人から、「今度、旅行に行くのだけれども犬を連れてはいけないので困っているのよ」「愛犬をホテルに預けるのも何か寂しい感じがするし・・・」と相談を受けたのでした。私の飼っている犬は小型犬で、旅行に行く予定の友人の犬は大型犬でした。この二匹が大変仲がよいので、勢いで私は「それならば、うちで預かりましょう。二日くらいならば、平気よ」と言ってしまいました。

二日後の午前中、大型犬が私の家の前に届けられました。飼い主が離れていくのを、しばらく目で追っていましたか、私の家の小型犬が出てきたので、瞬間に気持ちが切り替わったようで、じゃれ合いを始めて、飼い主がいなくなったのは忘れたようでした。犬を飼っているから、全てを知っていたつもりだったのですが、それは大きな間違いでした。確かにしつけが行き届いているので、理由もなく吠えたり、ぶつかってきたりすることはありませんでした。小型犬とじゃれるときも甘噛みしてそれなりに犬なりに配慮しているのだと思いました。ただ、しつけはともかくトイレトレーニングのやり方が違うので、家の中で用を足してしまい、大型犬なのでその対処に大変慌てました。

食事に関しては、私の家の小型犬の3倍以上食べるので驚きましたし、それでも足りなくて、小型犬の分まで食ってしまいそうになり、別々の場所で食事を与えるようにしました。散歩は楽しい時間でした。ただ小型犬はワイヤーを引く力も大きくないのですが、大型犬は想定しているより大きいので、持っていかれそうになりました。散歩中は小型犬の後を大型犬が少し遅れてついて行くように進むのでスムースに前に行けました。
大型犬の飼い主が、犬を迎えに来た時は、大型犬は大変喜びましたが、私何か寂しい気持ちにはなりました。