愛犬と噛まないようにするしつけ

愛犬に人や物を噛む癖がある場合は、早い段階で直すためのしつけをしておくことがおすすめです。

人を噛む癖がある場合、家族が怪我をしてしまうだけでなく、散歩やドッグランで他の人や犬を噛んで大きなトラブルを起こしてしまう可能性もあります。楽しい筈の散歩やドッグランでトラブルを起こし、叱られる状態を繰り返すことは、愛犬にとっても良い状態とは言えません。それだけに、やたらと人や物を噛む行動を繰り返している場合は、改善策を探しておくと良いでしょう。

噛む癖を直すために重要となることが、噛みたがる原因を特定していくことです。子犬の場合、歯の生え変わりがもどかしく、やたらと物を噛む状態になることは少なくありません。この場合、歯の生え変わりが終われば噛む癖も収まる可能性がありますが、それまでに家の中の物や人の体が傷つくのは困るという場合は、噛み心地の良いおもちゃを与えてあげると良いでしょう。
犬用のおもちゃは、愛犬のストレスを和らげる役割も持つものです。人や物を噛む癖がある犬の場合、家の中の生活に対し何らかのストレスを感じている可能性があります。ストレスの原因が分かれば取り除くことが有効ですが、分からない場合はおもちゃを使って全体的なストレスを緩和していくことも有効です。お気に入りのおもちゃができれば、日々のストレスを手軽に減らしていくことができるでしょう。

人を噛む癖がある場合は、甘えている場合もありますが、威嚇をしている場合もあります。甘えている場合、噛まれた時に哀しい顔をする、黙って違う部屋に行くなどの形をとれば、噛むと哀しいことが待っていると教えることができます。噛まれた時に大声で叱ると、大きなストレスを感じるだけでなく、威嚇をしている犬の場合は余計に警戒心が強くなりさらに牙をむく状態となることが多いものです。そのため、人を噛む癖がある愛犬に対しては、大声で叱るようなしつけは避け、冷静な対応を取るようにする方が良いでしょう。